年下男子にご注意を。
「…………え…」
そんな間抜けな声が出たときには、わたしの前に上城くんはいなくて…
彼はそのままわたしに背を向けて、扉の方に進んでいた。
……ちょっと、待ってよ。
「何で…何でいきなり…会わないなんて言うの!?」
ベットから起き上がってそう声を荒げると、彼は進む足をとめた。
おかしい…
おかしいよ!
会わないなんて…
あんな泣きそうな顔で言われても全然納得できないっ…!
「………俺のせいで…」
「……え?」
「俺のせいで、真夕先輩が傷つくのは許せないんです…」