年下男子にご注意を。
今日は、わたしにも家族と出掛けるちゃんとした用事があったけど、いきなり香織がわたしの家に乗り込んできて…
「ちょっとあたしに付き合いなさいねっ!!」
と、わたしの事情も気にせず、命令口調で強引に連れて行かれた。
お母さん達は呑気なことに、いってらっしゃいとだけ言って、そのままわたしを置いて出掛けてしまい。
今に至るわけだけど…
「さっきから、何でそんなに必死になってるの?」
香織、いつもなら、適当に目に入ったものを買ったりしてたのに…
「そ、それはね…」
あ、顔が赤くなった。
こういう時は決まってあれだよね
「もしかして、男の子にプレゼント?」
「なっ…鋭い!」
「けっこう一緒にいるんだから反応で分かるよ。それで?誰にあげるの?」
その質問に、香織が少し困ったように返事をした。