年下男子にご注意を。
「まゆさ~ん、迎えにきましたよー」
と、すぐに香織のうるさいほど響く声が聞こえてきた。
「お、おはよ香織…」
「うんおはよ!じゃあ行こっか?」
「うん…」
な、なんとかバレずに済んだかな…?
わたしの隣でいつものように無邪気に笑う香織を見て、ホッと胸を撫で下ろす。
どうしよう…
香織にはこの嫌がらせの事言ったほうがいいんだろうか…
だけどやっぱり香織には、ただでさえ今すっごい甘えっぱなしで迷惑かけてるし……
でも、その前に言わなくちゃいけないことがある。
まずはそれから話そう……
「香織!あのね…
昨日のことなんだけど____」