年下男子にご注意を。


あいさつさえしてくれないのに…






なんでだろう。




拒絶されてこんなに胸がぎゅっと痛いのに…





それでも会えただけで。



顔見れただけで
嬉しいって思ってる自分は……




もうめちゃくちゃだ。





「真夕…後輩くんは真夕が危険な目にあわないようにって…」





横からなだめるようしてそう言ってきた香織。



知ってるよそんなの…




「分かってる……分かってるよ。だけど!昨日階段から落とされたときの体の痛みよりも、上城くんに避けられたり無視される方が!


……ずっと、ずっと…痛くて苦しいんだっ…!」




突然声を荒げたわたしに、
びくっと香織が驚いたように目を見開く。



< 225 / 235 >

この作品をシェア

pagetop