年下男子にご注意を。
バシャッ
「いい加減、迷惑です。さっさと消えて下さい」
わたしは、香織に言い寄っていた男にみずをかけ、そう吐き捨てた。
「てめぇっ!女だからって容赦しねーぞ!!」
その男は思いっきり手を振り上げ、わたしめがけて振り下ろしてきた…が。
「お客様」
その手を、その言葉を発した店員らしき人がとめた。
「他のお客様のご迷惑ですので、どうかお引き取り下さい。」
「な…何だよてめっ」
「お引き取り下さい」
「ゔぁっ!?…」
男は苦痛に顔を歪ませながら、「二度と来るかこんな店!」とお決まりの台詞を吐き捨て出て行った。