年下男子にご注意を。
それより少年Aくんは……
「さっきの奴なら、泣きながらどっかにいっちゃいましたよ」
…エスパーだ。
少年Aくん、わざわざ告白してくれたのに申し訳ないな。
「ていうか、何で人の告白現場に乱入してきたの?」
「真夕先輩が他の男に言い寄られてるんだから、助けるのは当然じゃないですか!」
と、誇らしげに満面の笑みを浮かべた。
紹介しましょう。
この、超頭がおかしい男の子は上城新。
わたしの1コ下ですんごく綺麗な顔した子だ。
でも小柄で、そこらへんの女子より大きな目をしてるから、カッコいいというより可愛いがあっている。
そして、この上城くんが何故か、入学式の次の日からわたしにつきまとっている。
理由はいまだに分からない。