年下男子にご注意を。
「二人とも、ここのバイトしてたの?」
「「そう(ですよ)」」
そう…なんだ。
二人とも、ここでバイトしてるんだ。
「真夕!!」
少し驚いていると、突然香織がわたしに抱きついてきた。
「香織?」
「真夕が怪我しなくてよかった…」
震えながら、わたしを抱きしめる。
心配…させちゃったな。
「ごめん。香織、心配させて…」
「ほんとだよっ!こっちはひやひやしたんだからね!?」
「うん。ごめん」
そして、落ち着いた香織はゆっくりとわたしから離れた。
「とにかく、先輩たちは少しここで待ってて下さい」
「え、何で?」
すると、一之瀬くんが近寄ってきて、いきなりデコピンしてきた。
「いたっ…」
「お前らがまた、あんな目にあったら危ないだろうが」
「「?」」
だから?っていう感じで、香織とわたしは首を傾げた。