年下男子にご注意を。
「はぁー…お前らなぁ…」
そんなわたしたちの様子を見て、一之瀬くんは大きいため息をついた。
「だから、女の子だけじゃいろいろと危険だと思うので、僕たちも一緒についていきます」
と、丁寧に上城くんが説明してくれた。
「でも…そんなの悪いよ」
「ダメです!とにかく、僕たちもうすぐ上がるんで、大人しくまってて下さい」
「う…うん」
結局、上城くんたちに押し切られて、わたしたちのボディガード(?)をしてくれることになった。
それにしても…
一之瀬くんのさっきのドスの効いた声は、すごく怖かったな。
上城くんも、あんな体格差のある男の人の腕を軽々と掴むなんて…
いくら可愛いくても、やっぱり男の人なんだ。
「ねぇ、真夕…」
「どうしたの?香織」
「お腹すきすぎて、死にそうだよ~」
「あっ、そういえば…」
「早く注文しようぜぇ~」
「ふふっ…そうだね」
それから、わたしたちはお昼ご飯を食べて、上城くんたちと一緒にいろんなところにいって遊んだ。