年下男子にご注意を。

「はぁー…お前らなぁ…」



そんなわたしたちの様子を見て、一之瀬くんは大きいため息をついた。



「だから、女の子だけじゃいろいろと危険だと思うので、僕たちも一緒についていきます」


と、丁寧に上城くんが説明してくれた。



「でも…そんなの悪いよ」


「ダメです!とにかく、僕たちもうすぐ上がるんで、大人しくまってて下さい」




「う…うん」




結局、上城くんたちに押し切られて、わたしたちのボディガード(?)をしてくれることになった。





それにしても…

一之瀬くんのさっきのドスの効いた声は、すごく怖かったな。



上城くんも、あんな体格差のある男の人の腕を軽々と掴むなんて…


いくら可愛いくても、やっぱり男の人なんだ。


「ねぇ、真夕…」


「どうしたの?香織」



「お腹すきすぎて、死にそうだよ~」



「あっ、そういえば…」



「早く注文しようぜぇ~」



「ふふっ…そうだね」






それから、わたしたちはお昼ご飯を食べて、上城くんたちと一緒にいろんなところにいって遊んだ。




< 31 / 235 >

この作品をシェア

pagetop