年下男子にご注意を。
キィ…
わたしたちは、とりあえずブランコに座った。
でも、それからもずっと無言続きで、少し気まずい。
「…真夕先輩…」
先に沈黙を破ったのは、上城くんだった。
「僕のこと…どう思ってるんですか?」
「へっ?」
何?その質問…
どう思ってるって言われても…
少し、考えこむわたしの様子を見て、上城くんは、自嘲気味な笑いを浮かべた。
「全然…伝わって、ないんですね…」
「え?」
「じゃあ、もうひとつ質問」
キィッ…
そしていきなり、わたしの乗っているブランコの鎖をそれぞれ掴み、わたしの前に立った。