年下男子にご注意を。
可愛い顔した狼でした
太陽がこれでもかとばかりに、空を照らしていて
ゆったりとした雲が流れている。
そんな、清々しい朝とは正反対に、わたしはどんよりとした気持ちで学校に向かっていた。
何でかって?
それはもちろん、昨日の上城くんのメールが原因ですよ。
後輩やめるとか…
明日は覚悟してとか…
そんな意味の分からないメールを送られて、爽やかな気持ちで学校に行けるわけがない。
学校に着いたら、上城くんに何をされるんだろうと、そんな不安がわたしの頭をしめていた。