年下男子にご注意を。

やっぱり、学校休めばよかった。



でも上城くんのことだし、多分ふざけてあんなメールを送ったのかもしれない。




「おーい、日向」


「あ、一之瀬くん」



後ろから、手をふりながら一之瀬くんがわたしのとこに向かってきた。




「おはよう」


「…はよ。ていうかどうした?お前、すんごい暗い顔してるぞ」


「え、ほんとに?」



うわー…

顔にでてましたか。



「別に、なんでもないよ。ちょっと寝不足で疲れてるだけ」



「…そうか?」




そんなわたしの言葉に、あやしいと言わんばかりにわたしを凝視してくる一之瀬くん…





嘘は言ってない。


あのメールのおかげで、寝不足なのは本当だし…



< 46 / 235 >

この作品をシェア

pagetop