年下男子にご注意を。
何で…目眩なんか
それより、早く謝らなくちゃいけないのに!
そして、立ち上がろうとした時、保健室の扉が勢いよく開いた。
「まゆー、お見舞いに来たよっ!…って真夕!?」
「あ…香織」
床に座り込んでいるわたしを見て、香織は焦ったように駆け寄って来た。
「どうしたの!?ちょっと…真夕、大丈夫?」
「大丈夫…目眩がしただけだから」
それより、一之瀬くんに謝らなくちゃ…
「真夕、顔が真っ青だよ!寝てなきゃダメだよ!!」
「でも、わたし…」
「お願い!…お願いだから…」
「香織…」
香織の手が震えているのを見て、わたしは大人しくベッドに横になった。