年下男子にご注意を。
「わたし…さっき一之瀬くんに、ひどいこと言っちゃったんだ」
「うん…」
「心配してくれたのに、一之瀬くんには関係ないって…」
さっきの一之瀬くんの苦しそうな顔が、頭から消えない…
そんな顔をさせたのは…
わたし。
「じゃあ、早く体調を戻して謝らなくちゃね!」
「香織?」
「元気になって、ちゃんと謝るの。関係ないなんて、真夕、本当は思ってないでしょ?」
「…っうん!」
香織には、叶わない。
香織は、わたしの考えてることなんて全部お見通しなんだ。
「分かったら、ちゃんと寝てね?」
「うん。おやすみ」
「おやすみっ!」
そして、香織に見守られながら、わたしは眠りについた。