年下男子にご注意を。
「それで、僕に用があって呼び出したんですよね?」
「…うん」
どうしよう…
緊張して、手が震えてきた。
「上城くんに、聞きたいことがあって…」
もし、上城くんに嫌いだって言われたら?
そう考えるだけで、体が動かなくなっていく。
「聞きたいこと?それって…」
…瞬間、わたしの視界には上城くんの顔が間近に映った。
「昨日のこと、ですか?」
「えっ…」
上城くんに、壁に追いやられたのだと、やっと理解した。
だって、本当に一瞬だったから…