年下男子にご注意を。


「ほんと、残酷ですよね。真夕先輩は…」




「わたしは……っ!?」




わたしの言葉を遮るように、上城くんはわたしの背中に手をまわし、優しく抱きしめた…





「上城くん…?」




昨日の保健室の時とは違う。




すごく、丁寧に、大事に、


すべてを包みこむような感じで…







「それでも…あなたじゃなきゃダメなんです…」






そして、わたしを抱きしめている腕に力を込める。








「俺、おれは………」









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