アイスクリームが溶けちゃうような
あたしがそう言えば、いっくんは布団をのけて、あたしと目を合わせた。
「おはよ、いっくん」
「早くしろ、バーカ」
おはようすら返さないとは…むむむ。
ムカつくけど、キスくらいはしてあげよう。
…と、いうことで。
「……」
朝っぱらから大好きないっくんにキスしました。
………が。
唇が離れないという事件。
犯人は、後頭部のいっくんの手。
「んんっ……んぅっ」
グイグイと押し付けられて、どんどん深くなっていく。
うぅー…くるしい。
次第に舌がはいってきて、朝レベルじゃないキスがはじまった。
「んー…っ」
「顔真っ赤だけど。朝から感じてました?さーやーさん?」
「なっ…」
もう絶対にキスなんかしてあげないもん。