背中のアザと束縛の愛情
「えっ?ちょっと…」


「何?何か問題ある?璃音は俺の大切な彼女だから~」


「でも…」


美乃里と良輔は、楽しそうに話しながら前を歩いていた。


璃音は、周りの視線を気にしながら、きっと赤くなってる火照った顔を隠すように、うつ向き加減で歩いている。


まだ璃音には純也を彼氏と思える実感がなくて、美乃里と昨日まで笑いながら登校していたことが、楽しかったかも…


と、少し寂しくさえ感じていた。


「璃音~今日から昼一緒に食べて~昼休み話しするかぁ~俺のこと知りたいだろ~」


「う…うん…」


「じゃあ、美乃里俺の教室、俺、璃音の教室行くから~」


「一緒にじゃダメなの?」


「ダメ~!お互いに照れくさいだろう」


そんなことないのに…
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