俺の幼なじみは気まぐれ彼女
「涼河の女好きは今に始まったことじゃねぇだろうけどさ」



太知とはわりと気が合うほうだ。



「はっ?? 別に女好きじゃねぇし」



だけど、こいつは何も分かってねぇんだ。



「まっ、涼河の場合は、勝手に女のほうから寄ってくるもんなぁ。その中に好きな女、いねぇのかよ??」



けど、それは、ただ知らねぇだけだから。



俺にだって、好きな女はいるってことをさ。



そう。俺は、太知にさえ言ってねぇから。
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