闇と光 弌【完】

「流星、仲間だけど相手は男だ。
仲良くするのは良いにしろ、愛莉ちゃんのあんな笑顔見たらどんな男でもイチコロだぞ。
現に俺も…う"ッ」

俺は、椎が言い終わる前に腹に一発お見舞いしてやった。

「殴る事ねぇだろ!俺は、ただ忠告してやっただけなのによ」

椎は、腹を擦りながら睨んできた。

「お前、愛莉に手出してみろ。ただじゃ済まさねぇぞ
いくら椎でも、許さねぇからな」

「わかってるよ。誰も手なんか出さねぇって。
ってか、出せねぇな。
そんな事したら、流星に殺されるし。

流星が愛莉ちゃんにどれだけゾッコンか知ってるし。少なからず鬼龍の奴等は手は出さねぇよ」

「なら、良いけどな」


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