☆SHINING GIRL★
1本たばこを吸い終え,ついでにウーロン茶をもう一杯もらうと,すでに30分過ぎていた。
やべ、亮太に怒られる。
とかおもいながらゆっくり3階に向かう。
3階に着いたところでスタッフルームに目がいく。
さっきの子いるのかな。
俺の脚はスタッフルームへと向かっていた。
カチャ・・・
俺はドアを開けた。
しかし空しいことに中は誰もいなかった。
残念。
そんなことを考えてドアを閉めたが,奥の部屋のほうで声が聞こえてきた。
俺はのっそりとそちらへ向かう。
その部屋の前に立つと,ライブの音楽やら客の声やらがすごく聞こえてきた。
どうやらこの部屋からライブ会場につながっているらしいが,スタッフオンリーとかいてある。
「・・・・・・・・。」
俺はさっきと同様ゆっくりドアを開けて中をのぞいた。
中にはたくさんの機械があり、何人もの人が腕を組みながら会場のほうを見ていた。
後ろ姿を見る限り女性は3人。
その3人の中の1人に目が行った。
お団子頭のピンクのTシャツにジーンズ。
あの子だ。