これは運命でしょうか？

「あ、だいぶ懐いてんねや。」

抱き着き返すみっちゃんと言う女の子の行動でそう感じた。

久しぶりに会った2人は熱い抱擁（笑）を早々にやめ、私の元へと朝子はみっちゃんを連れて来て紹介してくれた。

「この子、従兄弟の友達で、翠(みどり)ちゃん！
覚えてない？
今年５歳になったサユリちゃん！」

従兄弟のサユリちゃん…
確か、小百合ちゃんと言えば朝子が可愛がってる子が居たっけな？

「へ〜。よろしく。
翠ちゃん。今日は一人？」

「ううん！アカネと一緒だよ！」

翠ちゃんは元気良く答えてくれた。
アカネ？

「翠の妹の茜って言うんだー！
お姉ちゃんは？」

「あ、そっか。
茜ちゃんって言うんだね。
何歳かな？
お姉ちゃんは愛実だよ。」

これが全ての始まりだった。