もう一度、君に逢いたい。



「思い出させてしまったか?ごめん」



悠哉に心配かけちゃったかな。


「大丈夫。もう切るね。また遊ぼうね」


「あぁ。また遊ぼうな」



―ピッ―


―プッープッー・・・―



携帯を閉じ机の上に置いて勉強を続けた。



「ははっ。涙が止まらない」



久々に泣いた。



今日、1日泣き続けた颯人であった。



< 68 / 150 >

この作品をシェア

pagetop