ひとつ、ベッドの中
宣告
自分で自分がずるいなと思うときがある。
「凌ちゃん……」
怖い夢を見たわけでもないのに。
「どうした?詩織」
「一緒に寝ていい……?」
「おいで」
あたしは、ずるい。
「凌ちゃん……」
怖い夢を見たわけでもないのに。
「どうした?詩織」
「一緒に寝ていい……?」
「おいで」
あたしは、ずるい。