ひとつ、ベッドの中
凌ちゃんの胸の中で息を殺して泣いた。



1時間くらい経っただろうか。


凌ちゃんが完全に眠りに落ちた。

スースーと穏やかな寝息を立てて。




よく考えると、仮にも年頃のあたしと同じベッドに入って、こんなにぐっすり眠れるなんて。


「ふふっ……」


自分が情けなくて笑いが漏れる。


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