ひとつ、ベッドの中
凌ちゃんのことを考えると、それだけでウキウキする。


ついさっきまで両親のいざこざも

凌ちゃんから言われたことも、今はすべて――



「……?」


部屋の前についたとき。


あたしは異変を感じ取った。


物音に敏感な耳。

暗闇の中に響く、確かな異音。







「…っああっ……あんっ……」


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