ひとつ、ベッドの中
「……話に行こうかな」

「え……?」

「詩織のお母さんに」

「……なに……を…?」



「俺達が、婚約したこと」



……っ。

一気に目が覚めた気がした。


一緒に暮らすとか、結婚だなんて浮かれた話をして。



その前に。

どうしても避けて通れないのが、親の存在。


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