ひとつ、ベッドの中
「それは……ちょっと……」

「なにかマズイのか?」

「…えっと……」


お母さんが凌ちゃんを……凌ちゃんちをよく思ってな
いから。

反対されるに決まってる。


でも、それをどう言えばいい?


「若いのは十分承知してる。でも、詩織を真剣な気持ち、ちゃんと伝えたい。卒業して一緒に暮らすなら、今伝えるのも早くないだろう?」

「……」

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