ひとつ、ベッドの中
3
「凌ちゃん起きて!凌ちゃん…っ!」
布団にくるまった凌ちゃんの体をゆする。
「――ん――……」
反応の悪い体は、生返事を繰り返すばかり。
「今日は早く起きるって言ったでしょ!?」
もうかれこれ15分はこんな状態だ。
「……あと5分だけ」
そう言う凌ちゃんは、瞳も開けずに更に布団を頭まで被った。
布団にくるまった凌ちゃんの体をゆする。
「――ん――……」
反応の悪い体は、生返事を繰り返すばかり。
「今日は早く起きるって言ったでしょ!?」
もうかれこれ15分はこんな状態だ。
「……あと5分だけ」
そう言う凌ちゃんは、瞳も開けずに更に布団を頭まで被った。