ひとつ、ベッドの中
視線を逸らしたくて、いまだ離してくれないシャーペンを諦め、手を膝の上についた。
瞳を見つめたら、心の中を覗かれてしまう気がして。
「恋わずらい?」
だけどそんな言葉に
「えっ、ちがっ……」
慌てて否定したけど逆効果だった。
「分かりやすー。今の違うは『そう』としか聞こえなかったけど?」
頷きながら阿部君は、悪戯っぽく笑った。
瞳を見つめたら、心の中を覗かれてしまう気がして。
「恋わずらい?」
だけどそんな言葉に
「えっ、ちがっ……」
慌てて否定したけど逆効果だった。
「分かりやすー。今の違うは『そう』としか聞こえなかったけど?」
頷きながら阿部君は、悪戯っぽく笑った。