ひとつ、ベッドの中
無駄な脂肪なんて一切ない、程よく筋肉のついた男らしい肉体をさらされて、ドキドキしないわけがない。


この人と一晩中抱き合って眠っていたかと思うと、今更心臓が飛び出そうだ。


「もうっ!」


体中に熱を感じて

布団を口元まで引っ張り上げた。


「なんてなー」


からかわれて、あたしがふて腐れたと思ってる凌ちゃん。

ニッと笑って、そのまま真っ白いカッターシャツに腕を通した。


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