天堂と十六夜



百鬼夜行が終わり、百鬼たちが次々に眠り始めるとき天堂が自室へと入ってきた


「帰ったぜ~」


桜李は正座して十六夜を横目で見ると十六夜は頭を撫でてくれたので勇気が出た桜李は謝り始めた 



「とうちゃん、わがまま言ってごめんなさい……」



びくびくしている桜李の前に座って桜李を抱き上げて胡座をかいている足に乗せた



「ん、ワシも悪かったな……桜李がもっと大きくなって強くなったら連れてってやるぞ。それまで待てるな」


連れてってやる、と言われたことともう怒ってないと分かると先程までの態度はどこへいったのか、天堂に抱き着いた



「うん、まてるっ!ありがと、とうちゃんっ!」




「よしよし、百鬼夜行には連れて行けねぇけど、通る道なら大丈夫だろ。あんまり危なくねぇ昼にでも行くか?」


「やったーー!」


天堂の首に抱き着いたあと十六夜にも抱き着いた桜李は興奮していた



「分かったらもう寝ろ」


「はーい!」


布団に入った桜李だが明日が楽しみでなかなか寝つけなかった





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