天堂と十六夜
そして着いたのは色とりどりの花が咲き誇り、まるで絨毯の様。
小さいが澄んだ湖がありこの地全体を隠すように、周りを囲んで生えている若葉をつけた木々。
そして太陽の光は湖に真っ直ぐ届ききらきらと光っている
「すごい綺麗……」
溜め息をつきたくなるような美しさだった
天堂はその場に十六夜を下ろし木々に囲まれているため少ししか見えない空を見上げた
「いつか、惚れた女と来たいって思ってた場所なんだよ…」
頬を染めた十六夜に笑いながら寝転がる天堂
恥ずかしさを誤魔化したかったが遅かった…
「どうしてここを知ってたんですか?」
距離としては遠くはないが地上からは見えなく複雑な場所になっていたため発見されにくいはずだ