天堂と十六夜



「よし、すっきりしたね~」


「ん~」



襁褓を替えるとすっきりしたのか気持ちよく眠り始めた


「ワシらも寝るか…」


「うん…疲れました」


二人は桜李を真ん中にして百鬼夜行までの時間昼寝をすることにした






そして百鬼夜行の時間



「じゃあな桜李、いい子にしてるんだぞ?」


「だうっ!」



天堂が手を握って上下に揺すると元気のよい返事が返ってきて満足した天堂は行ってくる、と残して百鬼を率いて行った



「ほ~」


百鬼夜行を十六夜に抱かれて見送る桜李はいつも父親を見て声をあげていた


幼いながらも感じているのだろうか


父親はすごい存在だと……


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