天堂と十六夜


二人が寝転ぶと直ぐにすぅすぅと寝息が聞こえてきたので掛け布団をかけて、胸の辺りをとんとんと叩いた


「…二代目になるな」


「え、それはまだ早いわ…」


寝顔を見ながら天堂は呟いた天堂に十六夜は笑って答えた


「ははっ…疲れたろ?十六夜も寝ろ」


桜李を挟んでいるが手を伸ばして撫でてくれた天堂に微笑んだ



しばらく二人は桜李の寝顔を見ていたがそれに眠気を誘われて気がつけば眠っていた







明るい日射しで目を覚ました十六夜だが既に天堂と桜李は隣に居らず探しに自室を出ると二人は縁側に座って何かを話していた



「ーーーーー訳だ」



「すげーー!」



天堂が話し終えると桜李は手をわきわきさせながら感心しているような声をあげた



「ーーおはよう、何のお話してるの?」


「あ、かあちゃんっ」



背後から近づいて声をかけると二人同時に振り向き桜李は顔を輝かせて十六夜の腹に抱き着いてきた


「かあちゃんてすごいんだね!」


顔をあげて離れず、何がすごいのか分からない十六夜が首を傾げると天堂は苦笑いして、桜李が説明を始めた













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