キミヲタ!


いじめってこうゆう瞬間から始まるのかもしれない。


今までは地味でも、悪目立ちするタイプじゃなかったからなんとかやってこれたけど、


こんな嫌な目立ちかたして…



なんだか涙が出そうになって
必死で苦笑いした。


『やめてよー』

なんて小声で言ってみたりした。
そのうち先生が、

『野崎くんっ!』

と野崎くんの耳元で叫んで
席に座らせた。


私はなんでもない風に自己紹介を
再開したけどまわりはずっとクスクス笑っていた。



最低最悪顔面偏差値西園寺様ノ二割野郎



お経みたいなこれが、私の野崎マコトに対する第一印象である。


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