恋チョコ

*帰り道

あれから、何度も練習をした。


何と上手く行きそう。


明日は、遂に本番だし…。


今晩、頑張らないと!


そんなことを考えていると、ふと前を見てある人物を見付けた。


あっ…―――。


声、かけてみようかな…。


「小高くん」


そう声を掛けると彼が振り返る。


「白川か。今帰り?」


「うん」


最近は、自分からも声を掛けられるようになった。

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