片想い上手
おわり
そしてあっという間に時間も過ぎそして卒業の季節になっていた。
桜も少しづつ咲き始めてきている。
3年なんてあっという間だったなあ本当に。
この3年間いろいろあった。バカみたいにテンションがあがったりすっごい悲しい事があったり。誕生日プレゼントを貰えたり。
本当に濃い高校生活だったなって。
彼女とは3日前にすこし話をした。あの学校の近くの公園で。
暖かい日差しも出てきていて春が来てるなって感じがした。
クリスマスの時とは景色も全然違い同じ場所とは思えなかった。
鳥のさえずり。砂場で遊ぶ子供たち。風に揺れる桜の木。
クリスマスとは違い感じる全てが暖かく幸せに思えた。
よくはわからないけどなんか幸せだった。
彼女は将来の事をたくさん僕に話してくれた。
卒業したら東京に行き美容の専門学校に行きたいこと。将来は美容師になりたいこと。
初めて聞く彼女の夢に驚きもあったけど純粋に応援する気持ちが強かった。
僕も彼女に自分の夢を話した。
卒業したら鹿児島の種子島に行きたいこと。カメラマンを目指したいこと。
嘘なく正直に全部話した。
僕はこの3年間ずっと考えていた。
僕が見た悲しくて寂しい景色。逆に暖かく幸福な景色。
僕が見た物全部を他の人とも共有したかった。
そこで思ったのがカメラマンになることだった。
海に沈む夕陽。咲き誇る桜。寒々しい雪景色。感じる全てを写真に残し共有したい。
ずっと僕はそう考えていた。
彼女はなにも言わずにずっと聞いてくれていた。
この1日は本当に幸せだった。
でもその時は気付かなかったけれど僕は1つ重要な事を今気付いた。
それは卒業したら僕と彼女は離ればなれになってしまうこと。
今は新潟で一緒だけど卒業したら彼女は東京。僕は鹿児島に。
卒業したらきっともう逢えなくなってしまう。
理由はないけどそんな気がした。
せめて卒業式の時に今までの自分の気持ちを伝えよう。振られるとか付き合えるとかはもうどうでもいい。
きっとこの事を言わないでいたらダメだってなんか思ってしまう。
そう決めて僕は卒業式が来るまでの時間を限りなく楽しんだ。
そしてついに卒業式の日がやってきた。
僕は今日彼女に伝えるんだ。
あー緊張する。どうしよう。
何度も何度も言う言葉を頭の中で繰り返して家を出る。
桜も少しづつ咲き始めてきている。
3年なんてあっという間だったなあ本当に。
この3年間いろいろあった。バカみたいにテンションがあがったりすっごい悲しい事があったり。誕生日プレゼントを貰えたり。
本当に濃い高校生活だったなって。
彼女とは3日前にすこし話をした。あの学校の近くの公園で。
暖かい日差しも出てきていて春が来てるなって感じがした。
クリスマスの時とは景色も全然違い同じ場所とは思えなかった。
鳥のさえずり。砂場で遊ぶ子供たち。風に揺れる桜の木。
クリスマスとは違い感じる全てが暖かく幸せに思えた。
よくはわからないけどなんか幸せだった。
彼女は将来の事をたくさん僕に話してくれた。
卒業したら東京に行き美容の専門学校に行きたいこと。将来は美容師になりたいこと。
初めて聞く彼女の夢に驚きもあったけど純粋に応援する気持ちが強かった。
僕も彼女に自分の夢を話した。
卒業したら鹿児島の種子島に行きたいこと。カメラマンを目指したいこと。
嘘なく正直に全部話した。
僕はこの3年間ずっと考えていた。
僕が見た悲しくて寂しい景色。逆に暖かく幸福な景色。
僕が見た物全部を他の人とも共有したかった。
そこで思ったのがカメラマンになることだった。
海に沈む夕陽。咲き誇る桜。寒々しい雪景色。感じる全てを写真に残し共有したい。
ずっと僕はそう考えていた。
彼女はなにも言わずにずっと聞いてくれていた。
この1日は本当に幸せだった。
でもその時は気付かなかったけれど僕は1つ重要な事を今気付いた。
それは卒業したら僕と彼女は離ればなれになってしまうこと。
今は新潟で一緒だけど卒業したら彼女は東京。僕は鹿児島に。
卒業したらきっともう逢えなくなってしまう。
理由はないけどそんな気がした。
せめて卒業式の時に今までの自分の気持ちを伝えよう。振られるとか付き合えるとかはもうどうでもいい。
きっとこの事を言わないでいたらダメだってなんか思ってしまう。
そう決めて僕は卒業式が来るまでの時間を限りなく楽しんだ。
そしてついに卒業式の日がやってきた。
僕は今日彼女に伝えるんだ。
あー緊張する。どうしよう。
何度も何度も言う言葉を頭の中で繰り返して家を出る。