【短】チョコより甘い・・・。
「それは、ごめん!また今度作るから、許して?」
手を合わせて謝る私に、悪戯な笑みを浮かべる勝也。
その顔が私にどんどん近づいてきた、と思ったら。
「……んっ」
唇を奪われた。
ずっと勝也しか見てなかった私には、彼氏もいなかったわけだから、キスも初めてなわけで……。
「ふっ、かわいい」
「な、なっ!きゅっに」
「日本語しゃべれよ」
こんな意地悪な勝也は初めてで、少し戸惑ってしまう。
「これで、ケーキのことは許してあげるから」
「う、うん」