背徳の愛
ねぇ、知ってた?
このドレス
あなたのために選んだことを…。
「ねぇ、よく似合ってるでしょ?」
少し上目使いに微笑んで、叔父の反応をみる。
案の定、嬉しい反応をみせてくれる叔父に優越感が募る。
「…好きよ」
耳に息を吹きかけ誘惑する私に、ついに叔父は感情を露わにした。
「俺をおいていかないで…」
「どうして?」
首を傾げる私を傍にあった机に押し倒して懇願する。
「ねぇ、ちゃんと聞かせて…あなたの本音を」
叔父の頬に手をあてた私のその上に手を重ねてきた。