Sober from turn

放課後も近い時間。

私はまだ教室に残り机に向かっていた。
理由は授業のプリントをやっているからだ。

英語の時間に行き遅れてしまい、あげくのはてにこうして居残り。

「英語は苦手なんだっつうに！」

ようやくあと少しで提出出来るところまで解けていた。

しかし、時間は５時を指そうとしていた。

「やばっ！先生が帰るじゃん！…？」

誰もいなくなったはずの廊下からゆっくりと足音が近付いてきていた。

「だ、誰よ。こんな時間にぃ。」

泣きそうになり恐怖で顔を伏せて足音が過ぎるのをじっと聞いていた。

「(早く…早くぅ。)」

足音は教室を過ぎるかと思いホッとしかけた時だ。
足音は何を思ったのか音が止んでしまった。
つまりは、

「(止まった…？)」