Sober from turn
数秒経ち、またしても足音が鳴り出した。

今度はだんだん大きくなり近付いてきていた。

「(た、助けてぇ…)」

足音がまた止んだ。

「(え、なに?)…きゃぁ!」

悠が驚いたのは、肩に感触が在りびっくりしたからだった。

「だ、誰よ!」

悠は思いきり張った声を出して振り向くと、

そこに悠の気まずい空気になる人がいた。

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