Sober from turn
「ほ、だかくん?」


「なに大声出してんの!耳がいてぇ…」


そこには廊下でぶつかった孝介が立っていた。

どうやら孝介も居残りだったようだ。


「ごめん。保高くんだと思わなくって…」

「良いけど。…なに?英語のプリント?」

「ちょ!それはいまから先生に提出を…!」
悠は孝介が取ったプリントを取り返そうとする

が、孝介の方が高い身長で取り返す事が出来なかった。


「おい…これまだ2問残ってるけど?」

「わかってるってば!返してよ!」

「…良いよ。」

「(良かった。)じゃ早く!」

悠は椅子に座り孝介がプリントを机に置くのを待った。

たが、孝介はプリントは返したがなかなか帰ろうとしない。

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