Sober from turn

式の最中はつらい。
とにかくつらかった。

でも、昔の私を思えば…


昔の私はとても地味で、友達なんて一人もいなかった。

それでも、私にだって恋をする権利くらいあった。
あって当然だもの。

同じクラスの男の子に恋をした。
彼は人気者でクラスでもいつも笑顔が絶えなくて、彼の回りには友達がたくさんいた。


少し、憧れていて好きだった。

だから、口ではいえない思いを手紙に託して伝えようとした。

精一杯の溢れる気持ち。

『あなたが好きです。』


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