Sober from turn
「朝早くに学校でしかも一人…。」

「な、なに。」


孝介はどんどん悠の方へ近付いて来る。

「な、何の用よ!」

「ふーん…勉強か?」

「は?」


悠の机に一枚のプリントが置かれていた。

自主的にやるプリントで何問か書かれている。

「なに?またわかんねぇ所があるのか?」

「違うよ!ただ先輩の…」

「先輩の?」


言いかけた所で気付いたが、孝介は興味があるそうで悠から聞き出そうとしそうだ。

「先輩がなんだよ。気になるだろ。」

「なんでもないの!保高くんに関係ない話!」

悠は外方を向いて話すまいと口を固く閉じた。

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