Sober from turn

恋のイミ

「それで、あいつは?状況を教えて。」

「はい。畏まりました。」


畳が何十畳あるかわからないほどのある一室。
壁は優しいクリーム色で床は全面フローリングに高級絨毯を敷かれている。

そして、白を基調としたソファーには黒髪が綺麗な女性が紅茶を味わいながら座っており、そばにはお付きの男が一人立っていた。

「では、ご報告を申し上げます。」

男は黒いファイルを取り出し、それを開いてページを捲り情報を読み上げた。

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