Sober from turn

グレーの色が目立つ壁に浅黒い木製の机が一つあるだけの四畳半部屋。

男は椅子に座るとため息を漏らした。


「あのお嬢様はなにを知りたいんだ。こんな事調べたってなにも……、いや、調べるしかないか」


男はそのまま椅子に座り、机に腕をついて眠りについた。


「お休みなさいませ…」

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