鏡の国のソナタ
ニッと笑ったクランの真っ白な歯が、キランと光った。


クランの握った箸がビュンと唸る。


素奈多も反射的に応戦した。

ホットプレート上の死闘の果て、ほんの数切れしかなかった本日の目玉商品、上カルビロースは、すべてクランの腹の中におさまった。

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