鏡の国のソナタ
「まあ、確かに、産まれたと思ったら二二歳で、知らないコの家に居候じゃ、ストレス溜まるよね。クランくんの言い分も判るな、あたし」

「花南……」

クランは、大喜びで「そうそう」とうなずいた。

花南は、ポンと手を叩く。

「よしっ! じゃあ、今日はあたしがおごってあげるっ! ぱぁ~っと遊ぼうよ。ぱぁ~っと」

「マジマジっ?」

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