鏡の国のソナタ
☆☆☆☆
クランは、ベッドサイドで素奈多の手を握って、彼女が眠りにつくまで見守っていた。
枕元の手すりに、赤い風船のひもを縛りつける。
クランは、素奈多の無邪気な寝顔に視線を落とし、やわらかな笑みを浮かべた。
優しく毛布をかけてやり、その前髪の散った額にキスをする。
「おやすみ」
枕元の手すりに、赤い風船のひもを縛りつける。
クランは、素奈多の無邪気な寝顔に視線を落とし、やわらかな笑みを浮かべた。
優しく毛布をかけてやり、その前髪の散った額にキスをする。
「おやすみ」