鏡の国のソナタ
「気安く触るんじゃねぇ」



悪魔に変わってしまった先輩はボソッとつぶやいた。


「え?」


あまりの変容にとまどって、間抜けな声を出してしまった素奈多は、魂を抜かれたような顔をして悪魔を見上げた。

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